Step by step ワークライフコンサルタント日記

「自信の水」その2

2022年3月号掲載

 

前回では、心に必要な栄養(自信の水)が、ストレスなどを受けると減ってしまうことをお伝えしました。今回は、それを補充する方法です。それは「褒める」「認める」「愛情をもらう」ことがポイントです。

まず、自分の自信の水を増やす場合。これは、自分で自分を褒めてあげてください。褒める内容は何でも構いません。「朝早く起きることができたのはすごい」「駅の階段はエスカレーターは使わなかった。健康に良いことをした」「お酒を控えた。体のことを考えて偉い!」など、何でもOKです。自分の言動を振り返り、褒めてみましょう。できればノートに書いて文字にすると良いと思います。目で見て客観的に自分の行動を確認することで、頭の中に蓄積されやすくなります。一つ一つの積み上げが、自信の水の補充に繋がっていくので参考にしてみてください。

そして、”子ども”の場合です。子どもには、お父さんやお母さんがたくさん褒めてください。子どもの持つ良いところや、自信に持っていい部分を一番知っているのはご家族です。それを「言葉」にして「褒める」ことで、子ども自身に気づきを与えるとともに、自信の水が補充されていきます。例えば、宿題が途中だとしても「ここまで出来たんだね。がんばったね」「学校の準備を忘れないで出来たね」「宅配の荷物の受け取りをしてくれてありがとう。お母さん助かったわ」などです。

人は「できていること」よりも「できない」ことに目が行きがちです。それはなぜでしょう。「できている」ことは当たり前だと思っているからです。前に挙げた例も当たり前だと思うと、褒めることも認めることもなく、ましてや子どもの自信の水は補充されません。ただ、だからといって繁忙な日常で子どもの「できていること」を見つけて褒めるというは労力が必要ですし、親にしてみれば苦行でもあります。そういうときは「ありがとう」を言うことをお勧めします。できれば「行動」も言葉にしてあげると良いでしょう。「お茶碗を運んでくれてありがとう」「(玄関の)靴を揃えてくれてありがとう。○ちゃんは優しいね」などです。

こうして子どもは自分の行動を受け入れてもらうことで安心を獲得し、自己肯定感が育ちます。そしてそれによって自信の水を増やすことに繋がるのです。つまり、自信の水が満たされて初めて、いろいろなストレスに耐えられる状態になることがおわかりになると思います。 

次回は「視点を変える」についてお伝えします。