2022年月12号掲載
優先順位をつけて目的を持つとストレスが減ることを前回お伝えしましたが、他にも悩みの解決への第一歩が踏み出せるというメリットがあります。
複数の問題を抱えていたり、もやもやしていることがあるときに、その中で一番最初に向き合う必要なことから順位づけをしていくと、自分が何をしていったらいいのかが見えてきます。もちろん、そうとは言えない深い悩みや問題もあるでしょう。その場合は、他の悩みと比較して考えてみると、ぼんやりながらも先がいいのか、後がいいのかがわかれば順位付けてみると良いと思います。それは明確ではなくともだいたいで構いません。
そうして順位づけをすることで、何をすべきかが見えてくると同時に、考えていることが整理できます。抱えている問題を紙に書き出して自分の「目で見る」と、なお良いと思います。頭の中にあることを外に出す(書き出す)ことで、自分の考えを客観的に捉えることができるからです。
優先順位をつけ、それによって取るべき自分の行動が見えてくるということは、その後の行動がしやすくなることに繋がります。抱えている問題が整理されず、ごちゃ混ぜになっている状態は、身動きが取れないですが、行動がしやすくなれば解決への道に一歩踏み出したことでもあるのです。さらに、整理されていれば人にもわかりやすく伝えられ、より対応方法が見えてくるでしょう。
また、優先順位をつけることは、”断捨離”にも応用できます。部屋を整理するときに活用すると良いと思います。例えば、物がたくさんあって処分する基準がわからないときなど、実際自分にとって「必要なもの」「不要なもの」を選別し、判断つきにくいものがあれば「保留」とすることで、雑多多様な物事の整理ができるので片付けが進みます。ぜひ、優先順位をつけることを日常生活に取り入れてみてください。