生まれてきてくれてありがとう
生活科の授業で発表
2年生の生活科の授業で、赤ちゃんの誕生を勉強する時間があります。お腹の中で大きくなっていく様子や生まれたときの家族の気持ち、成長の記録などなどを発表するそうで、お隣のクラスでは2学期の終わりに、母親が子どもに宛てて生まれてきた嬉しさを伝える手紙を書き、今度の授業公開で発表するそうです。
そうです、というのは、クリスマス前から子どもたちが相次いでインフルエンザにかかり、通知表も母が受け取りに行ったから人聞きなのです。お友だちに聞くと、赤ちゃんから今までの写真や思い出の品を持ってくるようにと指示があったのこと。
ちょっと待って。生まれてから3か月までは入院していて体にいろいろな器具が着いていたし、退院してからは1時間おきのミルクや吸入で忙しく、2歳近くまでほとんど写真がありません。幸せを感じる余裕もなく。。。むしろ苦しく辛く暗い毎日だったと。。。
生まれてきてくれてありがとう
いつ幸せを感じられるようになったのか。やっぱり手術が成功して未来が見えたときです。やっと外に出られると思うと本当に嬉しかった。みんなと同じように動けなかったり社会性がなかったり感染症に罹りやすかったりと問題はいろいろあるけれど、とにかく未来がある幸せ、すごーく感じました。今も、それまでの苦しさとそのときの喜びがあるから、目の前のはちみつちゃんが可愛くて仕方がない。ということで、今の写真をたくさん持たせました。
ところで、授業公開の件。3クラスのうち2クラスは生活科だったのですが、はちみつちゃんのクラスは先生が配慮してくださったのか、音楽でした。授業中はちみつちゃんが教室内をウロウロせずイスに座れているだけでも感動して泣いてしまう母ですが、鍵盤ハーモニカを上手に弾くはちみつちゃんを見て幸せ一杯でした。