特別支援教育コーディネーターさん来校
1月半ば、明日は持久走大会という日に、岩槻から特別支援教育コーディネーターさんと教育委員会の方が来校されました。5時間目の国語の授業をご覧になっ た後、教頭、担任、養護教諭(すぐに子どもに呼ばれてしまいましたが)、母の計5人で話合いに。
学習面でのアドバイスは次のことです。
- はちみつちゃんは黒板に書かれた文章を単語でとらえていない。例えば、「マラソンのれんしゅう」だったら、普通は「マラソン」 「のれんしゅう」というように、黒板を2回見るくらいで書きとれるが、はちみつちゃんは「マラ」「ソン」「のれ」「んしゅ」「う」くらい分けて 書くので、その分時間がたっぷりかかる。ひらがなも覚えきれていないので、3文字に1字くらい間違えるので、消して書いて黒板を見て、、、とし ていると、本当にとても時間がかかるので、板書は短く、プリントを渡すなどで対応してはどうか。
ひらがな・カタカナを忘れてしまうことについては、母が「ひらがな表」をつくり、机の横に掛けることになりました。実際にやってみるとけっ こう落としちゃうので、透明の連絡袋に入れて机の引き出しにしまい、取り出して外から見えるようにしています。
- 授業のとりかかりや切り替えに時間がかかる。今日は教科書を開くまでに7分かかった。クラス全体に指示するだけでなく、はちみつちゃ んに向かって、どうしたらいいのか、できるだけ具体的に指示する。目を見て話せば分かるし、本人もやる気がでる。
- 体育は運動制限Dを必ず守る。母に任せきりで校庭などを走らせていたが、運動制限どおり跳び箱や鉄棒は極力させず、重い物も運ばせず、 動かなくてもいいような係を用意してあげる。
これを聞いて安心したことといったら!
母はこれまで、連絡帳を書けないことを気にしたり、そうじに固執するのを悩んだり、マットなど重い物を運ぶ姿にハラハラしてばかりだったけど、 やっぱりちゃんと指導する方法もあるし、対応もできるんだ!!って、とても嬉しくありがたく感じました。
あーよかった。これでもう、つきそい生活から解放されるんだ!母もさすがに疲れてきましたから。と、この日は晴れ晴れとした気持ちで帰り、 ぐっすり眠ることできました。
翌日の持久走大会は、母が走ろうと思っていましたが、さすがに全校生徒と保護者の前ではつらいので、教頭先生が一緒に走ることになりました。 距離はみんなが走る600mの半分で、2週目の最後の子の後ろから走り始めること。順位はないけれど、がんばった賞状はいただくことができました。 はちみつちゃんも大満足。
ところが、その次の日。なぜかやっぱり一人残されているはちみつちゃん。。。机の上には自己評価の表が置かれ、給食の用意そのままの散らかり 放題で悲しそうな顔をしています。聞くと、書き終えないと帰ってはいけないとのこと。表を見ると頑張っている「忘れ物をしない」や「宿題」の欄 に、「できない、がんばっていない」に○がしてあります。どうして? 毎日あんなに頑張っているのに。教師が子どもを怒ることで、子どもは自己 評価を低くし、価値がないもの、みんなの重荷と思ってしまうことがあります。子どもは一生懸命です。その、大事な力を折らないでください。子は 親の宝物なのですから。