8年ぶりの手術
波乱の1学期が終わり、一息つく暇もなく7月22日に2度目の手術のため入院しました。
8年ぶりの手術
最初の1日は検査で、2日目の夜に食事が止められ、いよいよです。当日の朝は2例目ということで、9時から執刀医の説明があり、いろいろサインして11時40分、手術室に入りました。
前回のロス手術で肺動脈と肺動脈弁を大動脈と大動脈弁に移植し、肺動脈と肺動脈弁を人工物にしたので、その部分の取り換えで、大人用の22㎜を入れることになりました。
今は手術中に食道から胃カメラ?みたいなエコーを入れる「経食道心エコー」を行い、裏側からも心臓を見ながらの手術。右足の付け根の静脈から心臓の近くまでカテーテルを入れて、何かあったときにすぐに薬が効くようにするそうで、8年前とずいぶん変わったなーと、なんとなく昔を思い出しながら聞きました(そうは言っても気持ちが動転していて、ほとんど覚えていません)。
いよいよ手術
お別れの時。今回はベッドに座ったまま、相変わらずプンプン怒って出かけていきました。手術前くらい反抗期はお休みすればいいのに。
今回は癒着した部分を剥がすのに時間がかかったそうで、手術全体で5時間かかりました。夕方、夫とともに手術の経過と内容のお話を聞き、無事終わったことに一安心。ICUでちょっとだけ顔を見ることができました。翌日昼には病棟に戻ることができ、私の付き添い生活も再開。そして、術後4日目には3本のドレーンが外されて、少し歩けるようになりました。呼吸器のせいでまだ声が出ず、食事もわずかしかできませんが、少しずつ良くなっています。
はちみつママは・・・
一日の大半を寝て過ごすはちみつちゃん。母は久しぶりに読書三昧です。図書ボランティアさんから借りた上橋菜穂子さんの『鹿の王』全4冊や、手塚治虫のマンガ(幕末のお話で難しくてタイトルは忘れました。全7冊)、病棟に子どもの本と並んで置かれていた明治期から昭和にかけての文豪の短編集(尾崎紅葉や二葉亭四迷や永井荷風や夏目漱石の、あまり知られていない短編ばかり)を読み、これからの人生どうやって過ごそうなどと考える時間まで持てました。
母はフリーで3社の業務委託と1社の時間勤務をしています。1か月半も仕事をしないということは、次はなくても仕方がないということ。秋からはもう仕事がないかもしれない・・・かと思いましたが、どこの会社も親切に応援してくださって、いつでも復帰できるとのこと。ありがたいかぎりです。
はちみつちゃん、元気になっても夏休みの宿題が終わるかはわかりませんが、そこは勘弁していただいて。なにしろ、命を懸けてがんばったのですから。